総合建設業のものづくりを体感――株式会社福田組様の現場を見学しました
この度、異業種のものづくりを体感する取り組みとして、株式会社福田組様の現場見学をさせていただきました。
まずは福田組様本社にて、同社の取り組みや総合建設業の役割についてご説明いただきました。
施工実績の具体例として、10年前に建て替えたという福田組様本社社屋をご紹介いただきました。
福田組様本社は「災害に強い」をコンセプトに設計されており、非常時に備えた様々な工夫がなされていました。実際に2024年の能登半島地震では、近隣住民の方の避難先として受け入れたそうです。
また本社の設計図書は非常に分厚く、設計寸法はすべてミリ単位で細かく指定されていました。建物の隅々にまで高い精度が求められていることを知り、その規模と精密さに驚きました。

安全対策をして、ビッグスワンの現場見学へ


今回見学させていただいたのは、ビッグスワンの屋根鉄骨等補修工事。
ヘルメットや胴ベルトを装着して安全対策を行い、普段は入れない囲いの内部に足を踏み入れました。
ボルトの更新作業には約3,000本ものボルトが使用されているほか、設計段階で特定の作業時の工具の指定があることや、塗装工程ではミクロン単位の細かな厚みの指示がある点など、その規模や各工程の厳密な管理について、実際の現場を見学しながらご説明いただきました。
また現場入口に安全対策を促すアナウンスが流れていたり、作業通路や昇降口が明確に表示されるなど、動線管理が徹底されていることが印象的でした。慣れない足場に緊張しましたが、徹底した安全管理のもと、安心して見学することができました。
いよいよ地上40mの屋根鉄骨部へ!


地上40mの足場に立つと、当社工場とは全く異なる現場独特の空気感やスケールに圧倒されました。
雨や潮風に晒され傷んでいた屋根鉄骨がきれいに補修されているところを間近で見て、その高い技術力を実感しました。

フィールドから先ほど見学した現場を見上げ、「さっきまであそこにいたなんて・・・」と、社員一同改めてその高さに驚きました。
参加した社員からは「普段見られない現場でのものづくりの姿勢に触れ、改めて品質や安全管理の大切さを実感した」「現場の規模と緊張感に圧倒されたが、当社とも共通するこだわりや工夫に刺激を受けた」などの声が聞かれました。
この度の現場見学では総合建設業の圧倒的なスケールを感じながらも、徹底した安全対策やこだわりには当社と共通する部分が多々あり、普段とは違う視点からものづくりの価値を再認識できる貴重な機会となりました。
お忙しい中、貴重な体験の機会をご提供くださった株式会社福田組の皆さまに、心より御礼申し上げます。誠にありがとうございました。
