PP貼加工

PP貼加工は、PPフィルムを紙の表面にラミネートして、コーティングする加工です。
紙の表面を保護し耐久性をアップさせる機能の他、高級感を演出できるため、周年記念誌やページ数のある定期刊行物等に採用されます。

PP貼加工のメリット

印刷物は書棚への保存時や輸送時に擦れから傷や汚れがついてしまうことがあります。PP貼加工を行うことで…
●紙の表面に傷がつきにくくなります。
●表面をコーティングしているので、水や湿気に対しての耐性が向上します。
●強度が増すので、破れにくくなります。
●指紋や汚れが付きにくくなります。

高級感や鮮やかさがアップ

コーティングするフィルムは「マットPP」と「グロスPP」の2種類あり、それぞれの特徴があります。

  • マットPP
    落ち着いた印象の高級感のある冊子を演出できます。
    使用例:周年記念誌、ブランドカタログ
  • グロスPP
    鮮やかなつやのある仕上がりになります。写真を印象的に見せたいデザインにオススメです。
    使用例:定期刊行冊子、学習用テキスト

採用に当たっては次のことにもご注意ください。

  • 紙の全面加工になります
    部分的な加工は出来ません。疑似エンボス加工等をご検討ください。
  • 薄い紙には不向き
    薄い紙に使用すると紙がカールする可能性があります。
  • 色再現性変化の可能性
    校正時と最終加工時では、フィルムラミネートのため色味が変化する可能性があります。